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閉経期

2013.08.29 | 21:17
評価:
伊藤 比呂美
中央公論新社
¥ 1,470
(2013-01-24)
コメント:満身創痍・・・われらの年代をストレートに表現してあります。痛快!
Amazonランキング: 6695位

JUGEMテーマ:読書の楽しみ

ドキッとする書名です^^;
彼女らしいと思いながら、図書館に予約を入れれば、
希望者は私だけだったのかしら??
私の注文で、書店に発注したそうですが、・・・。
(う〜ん、注文する方も照れくさかったのか?迷いがあったのか?
 図書館に入ったとの連絡が大層、遅れました 苦笑)

婦人公論に掲載されていたものをまとめたものとのこと。
短編なのが、文体をより一層、小気味よく、読みやすく感じさせます。
それぞれに、今がマイブーム!?の俳句?川柳?みたいな
吹き出しがついていて、それだけ読んでも、含み笑いを隠せない。
あたしたちは満身創痍だ。みんな血まみれの傷だらけ。子どもがいりゃ子どものことで、親がいりゃ親のことで、男がいりゃ男のことで、男がいなけりゃいないということで、ぼろぼろになって疲れはてて、それなのに朝が来れば、やおら立ち上がって仕事に出て行く。普段は自分が傷ついていることなんか気づいてもない・・・。


親の介護や子どものこと、自分の体形のことやら、etc
笑うやら泣くやら、励まされるやら、共感するやら・・・。

みんなぼろぼろになりながら、生活しているところで精いっぱい。
みんな、おばちゃんになって 強くたくましく(なきゃ、生きていけない1?)
そんなこんなで、きっと、この時期の女性は、みんな頑張っているんだろうな・・っと思えた本です。

人間、時には、開き直りも必要で、
できないことは、無理せずに、
できることは、精一杯、取り組んで・・
理解し合えないことや、うまくいかなかったことで、へこんでは・・・、
それでもまた、開き直って。そこで、多少は戻りつつも、
またまた、懲りずに、足を一歩、出してみる(いる!?)


共感できる場面や言葉が多々あって、それをみつける毎に、勇気と元気を頂いたように思います 笑