<< 北海道東川町にて | main | 夕張メロンショートケーキ >>
入門!自宅で大往生
評価:
中村 伸一
中央公論新社
¥ 929
(2019-03-07)
コメント:ストレートな書名です。どうやって逝くかを考えるのは、どう生きるかに通じるのだといいます。この本、どんな方が手に取って読まれるのかしら??先日の新聞の投稿欄に「断捨離」嫌な言葉です。と75歳の方が書いておられました。そうですよね・・。
Amazonランキング: 83051位

JUGEMテーマ:読書の楽しみ

 

書名がストレート。

この本を書いた方は、実際 福井県名田庄村の診療所所長。自治医科大卒業後、

27歳でこの村に赴任して以来、在宅医療に携わり、様々な看取りをしてこられた方。

以前、NHKで彼をモデルにしたドラマが放送されたことも。

 

9年前にこの先生の本や講演会を聞いて、これからは、病院ではなく、以前のように

家族の中で自宅で亡くなることも、可能なんだと、いいか悪いかは、別として、選択肢として、

可能(再認識された)ことを喜んだものですが、

 

我が町高齢化率42%。今年、町立病院が、地域医療構想施策のもと、病床を半分に減らし、

急性期(混合病床)と地域包括ケア病床に再編され、私も、役場の地域包括支援センターから、

病院内に移設された在宅介護支援センターの副センター長と居宅支援事業所の管理者兼務で、

ヘルパーさんや訪問看護師と共に働き始めたこの4月。

町の地域医療は、今、ぐぐっとエンジンかかったところというべきでしょうか?

 

家逝きの極意(本より抜粋)

 覚悟と準備と人間関係(信頼関係)

 準備には、「私の心づもり)広島県地域保健対策協議会作成」などへ記録を。

 

20代で思いもがけず実母の癌で逝く姿を見て以来、祖母、姑、実父、

叔父の最期を見届け(通夜前日は、亡骸と一緒に寝ていました。)彼らの葬儀を上げ、

母方の叔母や叔父も幾人と亡くなり、仕事柄、亡くなる方々を見送ってきたせいか、

自分なりの心構えはあるつもりでいるのですが、

仕事をしていると、なにやら、

その心構え(覚悟)のない家族が多いのではないかと、

そして、70歳も過ぎれば、何かしら現実味を帯びてくると、

それは突然に重苦しいものになるのだろうと、

最近、考えています。

 

この本は、エンディングノートを書いておこうという 心根の強い方か、

もしくは在宅医療を志す研修医など学生さんが

読むといいのかもしれませんね。

 

人生100年、人生会議を家族ですることすら、まだまだ抵抗があるでしょう。

我が家の90歳の義父にそんなことをいうもんなら、

口を閉ざしてしまうに違いありません。

 

家で看取りか、入院か・・。

残された家族に迷惑をかけたくないと思えば、入院か。

独居高齢者が増える中、関わる者も、慎重に考えなくてはいけない事柄です。

 

スピリチュアルな精神が、生きている人のバックボーンにあればよかったのに、

日本は、宗教的教育を一切してこなかったし、

日常生活の中でも、ばあちゃんから孫へと

仏壇にものを供えるとか、あの世?の存在とかを意識する場面が少なくなり、

手を合わせ、目に見えないものへの感謝するといった心が、

今では、薄らいでしまっているような気がしてなりません。

 

それが、余計、逝くことへの恐怖心や不安感に繋がり、

この話をタブー化してしまっているように思われるのです。

 

神や仏様やさまざまな宗教はもちろんですが、

私たちに祖先(親や祖父母・・・)がいることだけは事実。

亡くなった人たちへの思い。

この命がこれから先へつながっていくだろうことの事実。

 

どう生きて、どう逝きたいか。

 

この先生のように、あっけらかんと 本にしてしまう

話題にしてしまえる力量ある方はそうそう居るものではありません。

 

一度、研修で同じグループでワークをさせていただき、

目の前にこの方が座っていた時の存在感は、

いまだに忘れられません。ほんと、ドクターって凄い。

| | 16:38 | comments(0) | - | pookmark |
コメント
コメントする









CALENDAR

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

PROFILE

ヨークシャテリア・こーた

RECOMMEND

SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

RECENT COMMENT

*

LINKS

SEARCH