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たとえば君

2018.03.20 | 07:53

JUGEMテーマ:読書の楽しみ

 

河野裕子氏とその夫永田和宏の相聞歌。

 

河野氏は、高校生の頃から短歌を始め、京都大学生の永田氏とは

京大の短歌会で知り合ったとのこと。

その頃のお互いの恋の歌が、瑞々しくて、言葉を知らない私は、

ただただ、関心するばかり。

 

実は、河野氏は、乳がんで、亡くなってしまうのだけれど、

最期の歌が・・

 

 手をのべてあなたとあなたに触れたきに息がたりないこの世の息が

 

伏せる自分を心配そうにそばにいる家族を・・

 

 あなたらの気持ちがこんなにわかるのに言い残すことの何ぞ少なき

 

幾人もの家族をがんで亡くしているので、

いつかは、自分も同じ病気になるのだろうと思いながら、

大して、検査もせず、生活習慣病まっしぐらの生活をおくっている自分。

 

そのときをどんな風に迎えるのかな。

 

永田氏 

挽歌

 

 おはやうとわれらめざめてもう二度と目を開くなき君を囲めり

 

 たったひとり君だけが抜けし秋の日のコスモスに射すこの世の光

 

 亡き妻などとどうして言へようてのひらが覚えてゐるよきみのてのひら

 

 女々しいか それでもいいが石の下にきみを閉ぢこめるなんてできない

 

自分の気持ちをこうやって言葉に出来るって

羨ましい。

 

記憶力も低下して、集中力も低下して・・

意欲低下まっしぐらの自分。

 

男と女、夫と妻、忘れている感情・・・、

ずっと忘れていて、勿体ないことしたかな?笑

 

 

 

 

コメント
40年の恋歌!!
そんなご夫婦もおられるのですね。
なんともうらやましいです。(^^)v
見送るほうも辛いでしょうが
最愛の旦那様をおいて、先に逝く気持ちが
切ないです。

てふさんのお家から見る田畑に雪が無くて
春が来たんだなと思いました。
お散歩 お散歩 (^O^)/
  • michiko
  • 2018.03.23
  • 11:01
machikoさんへ♪

・・・クロッカスやチドメグサが咲き出しました。
michikoさんのところもそろそろ・・かな。
今年は、低気温の寒い冬でしたから、
梅は一気に満開へ、桜も例年より早めの開花だとか?

・・最愛の方を残して、残されて・・
そういう時がいつかは来るんだなって
自分も(夫というか家族を思って)胸にひびくものがありました。人生の最終段階にはいって、
心の準備をしていくには、よいバイブルになるかなっ。
そんな参考図書の意味も込めて。大切な1冊になりました。
  • てふ
  • 2018.03.25
  • 05:29
突然のコメント、失礼いたします。はじめまして。
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