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職業としての小説家

2015.09.23 | 15:44
評価:
村上春樹
スイッチパブリッシング
¥ 1,944
コメント:「自伝的エッセイ」。この本は、彼の一ファンが持つ彼のイメージを取り立てて裏切るとか新鮮とかいうものではありません。が、語り口調の文体はとても読みやすくて、巨匠が、一人の人間になって近くへ降りてきてくれた感じ。彼を知る導入本とか!?

JUGEMテーマ:読書の楽しみ

まず、表紙の写真が いいです。
人々に「僕」がいることを知らしめるような存在感のある写真です。
本の表紙に著者の写真がグラビアみたいにあるのって珍しくないですか?

小説家になるためのマニュアル本ではなく、
これは、彼の思いを綴った ある意味告白本?

小説を書こうと思ったきっかけ。
書いてみての生活の変わりよう。
日本文壇への思いとアメリカへの移住。
優秀な翻訳家との出会い。
そんな彼のなが〜いイベント日記のような本。

小説家は、「どこまでも個人的でフィジカルな営み」なので
自分の肉体と精神のバランスがとても重要。・・・なんて読むと、
これがみんなに受ける感覚なのかなって思います。
・・一昔前なら、小説家も芸術家も、どこか風変わりで、いつも不愉快そうに
青白い顔をしていらいらしているイメージ!?(文豪といえる方々←相当古いですけど)
なのに、そんなのふる〜い。と思っていない人たちが、日本の文壇や文化、
はたまた、オリンピックを運営しようなんて考えるから、
いまどきの文化と食い違って、あんな結果になってしまう。

学校について にも書いてあったけど、
社会システムの矛盾がそのまま教育システムの矛盾と。それは、もう放置できない状態にあると。

外(海外)にいる人の意見です。
世界50カ国に翻訳されている作家の言葉です。
 


「数値重視」「効率優先」的な体質を持つ営利企業によって(社会が)運営されるとき、
そして人間性に対するシンパシーを欠いた「記憶暗記」「上意下達」的な官僚組織がそれを
「指導」「監視」するとき、そこには身の毛もよだつようなリスクが生まれます。

僕が学校に望むのは、「想像力を持っている子供たちの創造力を圧殺してくれるな」という、ただそれだけです。
それで、充分です。ひとつひとつの個性に生き残れる場所をあたえてもらいたい。
そうすれば学校はもっと充実した自由な場所になっていくはずです。
そして同時に、それと並行して、社会そのものも、もっと充実した自由な場所になっていくはずです。

これからは、人がどんどん少なくなります。   
子供たちだけでなく、若い人たち一人ひとりが、いきいきのびのびと安心して力出して頑張れる社会でないと、   
ますます日本の活力は下降曲線を描いていくんでしょうね。   


町おこし、地方再生も同じ、すべては、「人育て」に尽きると思います。


どこかのおえらさんがた、数値重視の効率化ばかり気にしていると、人は育たず、寄り付かず。

崩壊の一途だと、思われませんか?? さて、方向転換できるきっかけはないものでしょうか? 

とりあえず、私は・・・
やっぱり、村上春樹さん、好き♡ (自分で、何かを変えようか!?という気概までは、沸かない私です。すみません)
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