しゃべれどもしゃべれども

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1997年夏

 

この本が発売された夏

私は何をしていたかなあ

 

子どもたちが小学生・・。

 

噺家 今昔亭三つ葉という二ッ目の落語家が主人公

そこへ、話し方を習いたいと テニスコーチの良くん、

黒猫のような無後の十河、野球選手の湯川原と、小学生の村林君

一癖、二癖ある登場人物が所狭しと文面でさわさわっと

動き出す。軽妙な語り口の文章は、読みだしたら止まらない。

 

じわっと「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」第1位だったのも頷けます。


作者 佐藤多佳子さんの一瞬の風になれ は、読んでたんだけど。

 

毎日、マスクをしているので、

呼吸の浅い私は、酸欠。

食事をしたあとは、胸焼けがして、胃薬常備。

そこまでして、たべなきゃいいのに、体重増加で、膝関節痛。

・・・いいことない。


だけど、本は いい時間、連れてくる。




「彼女たちの場合は」

評価:
江國 香織
集英社
¥ 1,944
(2019-05-02)
コメント:新聞の書評でみつけました。ティーンエージャー二人のアメリカを旅する話といえばそれまでですが・・。街の描写が細かいので、つい旅行雑誌を購入して読み比べしたい気持ちに・・。
Amazonランキング: 2639位

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ニューヨークに住む従妹同士の17歳の逸佳と14歳の礼那が、

親に断りなしに、自分たちの知らないアメリカの町を見てみたい!と旅に出ちゃう話。

アメリカへは行ったことがなくて、google mapで、位置を確認しながら、

店の様子や料理は乏しい想像力で、ついていけないけれど、

女の子たちが、逞しく旅するものだから、読んでいる私は、

彼女たちを通して、その世界を見ているような、一緒に旅しているような気持ちになります。

 

夜中に 読みだしたら止まらなくなって、

3時間睡眠で、仕事へ行きます・・・。

 

どこか出かけたいなあ。

 

夏休み・・、自分のために取ろうかな。


入門!自宅で大往生

評価:
中村 伸一
中央公論新社
¥ 929
(2019-03-07)
コメント:ストレートな書名です。どうやって逝くかを考えるのは、どう生きるかに通じるのだといいます。この本、どんな方が手に取って読まれるのかしら??先日の新聞の投稿欄に「断捨離」嫌な言葉です。と75歳の方が書いておられました。そうですよね・・。
Amazonランキング: 83051位

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書名がストレート。

この本を書いた方は、実際 福井県名田庄村の診療所所長。自治医科大卒業後、

27歳でこの村に赴任して以来、在宅医療に携わり、様々な看取りをしてこられた方。

以前、NHKで彼をモデルにしたドラマが放送されたことも。

 

9年前にこの先生の本や講演会を聞いて、これからは、病院ではなく、以前のように

家族の中で自宅で亡くなることも、可能なんだと、いいか悪いかは、別として、選択肢として、

可能(再認識された)ことを喜んだものですが、

 

我が町高齢化率42%。今年、町立病院が、地域医療構想施策のもと、病床を半分に減らし、

急性期(混合病床)と地域包括ケア病床に再編され、私も、役場の地域包括支援センターから、

病院内に移設された在宅介護支援センターの副センター長と居宅支援事業所の管理者兼務で、

ヘルパーさんや訪問看護師と共に働き始めたこの4月。

町の地域医療は、今、ぐぐっとエンジンかかったところというべきでしょうか?

 

家逝きの極意(本より抜粋)

 覚悟と準備と人間関係(信頼関係)

 準備には、「私の心づもり)広島県地域保健対策協議会作成」などへ記録を。

 

20代で思いもがけず実母の癌で逝く姿を見て以来、祖母、姑、実父、

叔父の最期を見届け(通夜前日は、亡骸と一緒に寝ていました。)彼らの葬儀を上げ、

母方の叔母や叔父も幾人と亡くなり、仕事柄、亡くなる方々を見送ってきたせいか、

自分なりの心構えはあるつもりでいるのですが、

仕事をしていると、なにやら、

その心構え(覚悟)のない家族が多いのではないかと、

そして、70歳も過ぎれば、何かしら現実味を帯びてくると、

それは突然に重苦しいものになるのだろうと、

最近、考えています。

 

この本は、エンディングノートを書いておこうという 心根の強い方か、

もしくは在宅医療を志す研修医など学生さんが

読むといいのかもしれませんね。

 

人生100年、人生会議を家族ですることすら、まだまだ抵抗があるでしょう。

我が家の90歳の義父にそんなことをいうもんなら、

口を閉ざしてしまうに違いありません。

 

家で看取りか、入院か・・。

残された家族に迷惑をかけたくないと思えば、入院か。

独居高齢者が増える中、関わる者も、慎重に考えなくてはいけない事柄です。

 

スピリチュアルな精神が、生きている人のバックボーンにあればよかったのに、

日本は、宗教的教育を一切してこなかったし、

日常生活の中でも、ばあちゃんから孫へと

仏壇にものを供えるとか、あの世?の存在とかを意識する場面が少なくなり、

手を合わせ、目に見えないものへの感謝するといった心が、

今では、薄らいでしまっているような気がしてなりません。

 

それが、余計、逝くことへの恐怖心や不安感に繋がり、

この話をタブー化してしまっているように思われるのです。

 

神や仏様やさまざまな宗教はもちろんですが、

私たちに祖先(親や祖父母・・・)がいることだけは事実。

亡くなった人たちへの思い。

この命がこれから先へつながっていくだろうことの事実。

 

どう生きて、どう逝きたいか。

 

この先生のように、あっけらかんと 本にしてしまう

話題にしてしまえる力量ある方はそうそう居るものではありません。

 

一度、研修で同じグループでワークをさせていただき、

目の前にこの方が座っていた時の存在感は、

いまだに忘れられません。ほんと、ドクターって凄い。


その子の「普通」は普通じゃない

評価:
富井 真紀
ポプラ社
¥ 1,300
(2019-04-11)
コメント:生々しい告白とその経験を裏付けにした提言。相談支援を生業とする方々にも参考になる本かと。
Amazonランキング: 16054位

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本の帯に 湯浅 誠氏の言葉で、

「貧困の連鎖は断ち切れると実証している人生が、ここにある。

希望をありがとう。」とあり、多分、そこに惹かれて衝動買い。

 

 高齢者支援が今の業務ではあるけれど、元職 社会福祉士 は、生活に課題を抱えている人や家族が気になって仕方がない。

(気になっても支援に入るとは限らなくて、支援は押し付けであってはいけないので。)

 

 姑を介護するお嫁さんは、夫を亡くし、県外にいる精神障碍者の娘さんは入院中。

 お嫁さんは、県外から娘の子(孫)を引き取って、義母の介護と孫の親代わりをしているけれど、

就労してはしてはしていない。そんな人が居たりする。

 今や、片親は、子供のクラスの2割だったりする。

 職場でも、既婚者の半分が片親で子供を育てていた・・。

 

 その子の「普通」は、普通じゃない。

 

 そんなことさえ、理解できていなかった。正直、知らなかったというべき。

 

 わかっているつもりなんて、つもり・・・なだけ。

 

 この本の底辺に流れる「経験値」。当事者が語る言葉は強く、当事者の行動は、開拓者に近い。

 支援者にパワーがないと仕事にならない。

 この本は、強さと家族愛に満ちていました。

 私のパワー・・・

 さて、もうひと頑張り。

 

 

 

 


「富山は日本のスウェーデン」って!?

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地方新聞に大きく著者の記事が掲載されていました。

さて、知事の企み(移住定住と観光客勧誘)かしら・・と思わずにはいられない

理解不能な書名。富山のどこが、スウェーデンなのだろう??

スウェーデンといえば、社会民主主義国、高福祉高負担で有名。

親と子は別々に暮らすのが普通で、独居高齢者宅には、夜中にもヘルパーさんが訪問する。

自宅で独居の看取り・・。そんなイメージ 

富山はどうかと申しますれば・・・

3世代で暮らし、嫁は子を母親に預け、0歳児から保育所に預ける。

待機児がいないのは、子供が沢山生まれないから・・では?

(団塊の子供たちのために!?整備された保育所は、今では、子供が居なくて、廃園、統合中)

作者は、富山駅で、信号待ちをしているときに、車で通勤する中に女性が多いことに驚いた。って

車がないと通えない。交通手段が都会とは雲泥の差。

持ち家率が高いのはありがたいけれど、空き家が家族の「負の遺産」に。

都会に出た子供たちに迷惑をかけないようにと、自分が亡くなったら家を壊すための費用を残しておかないと・・と

高齢者がのたまう。費用がない人(家族)は、朽ちる危険家屋になるまで放置・・。

空き家登録された家屋すべてに移住者が来てくださるわけではないですから・・。

付け焼刃は、剥がれるというものです。ここからが真価を問われるところでしょう。

・・・高齢者や障碍者が子供たちと一緒に過ごす、住みやすい町にと考えてはおりますが。む、むずかしい。

 

著者は、スウェーデンの首相が、「国は、国民の家」といい、

家族にある相互扶助の原理が、社会民主主義の根底あるのだと説き、

家・家族を大切にする保守王国とやまと通じるという。(この理論、私の軽い頭では理解できません。^^;)

 

県内では、共生の里的な取り組みをしているところ(富山型デイも含め)があり、

紹介されているところは、職業柄興味深く読みました。

笹川は、高齢化率50%の村民で、自治をしていかなくてはならないことを考えると、

いつまで、(何年間)続けていけるのだろう。。。移住定住以上に、「村民の子供たちに帰ってきてほしい」

この言葉、幾つかの自治会からも聞こえてきた言葉。

 

のど越しよい話に踊らされると、後で痛い目に見る・・

地域包括ケアシステムもしかり・・。

そうそう人は変われない。時間をかけて、勉強会開催。とはいえ、そうやって年を取っていくと

新しいことを始めるエネルギーがあるかしら??

 

すでに、自分のエネルギーが枯渇してきている。

 

 

Amazonでは、ベストセラー本の表示も・・。

富山のいいところを並べて下さり、発見もあり。

 

いずれにせよ、この本で富山に関心を持つ方が増えるだろうことは、有難いことです。

 

 



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